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Peripheral Neuropathy

末梢神経障害(しびれ・麻痺)

糖尿病性神経障害や抗がん剤の副作用、神経の圧迫などによる手足のしびれ・痛み・感覚鈍麻・運動麻痺の背景と、幹細胞培養上清液がこの領域でどのように研究されているのかを解説します。

Pathology

末梢神経障害で起きていること

末梢神経は、脳や脊髄から枝分かれして手足の先まで張り巡らされている神経で、筋肉を動かす運動神経、感覚を伝える感覚神経、内臓の働きを調節する自律神経に分けられます。しびれや麻痺が長引く背景には、電気信号を伝える軸索と、それを覆う絶縁カバーであるミエリン(髄鞘)の障害(脱髄・軸索変性)、神経へ栄養を送る微小な血管の炎症や血流の低下、そして炎症性サイトカインの過剰により痛みのセンサーが過敏になることなどが関わるとされています。

Mechanism

なぜ、この領域で研究されているのか

一般に、幹細胞培養上清液には数百種類の成長因子・サイトカインや、情報伝達物質であるエクソソーム、その内部の miRNA が含まれるとされています。末梢神経障害に関わる病態(ミエリンと軸索の障害・血流低下・慢性炎症)に対して、これらの成分について次の3方向の働きが研究されています。

① ミエリン(絶縁カバー)の修復と軸索の伸長

剥がれたミエリンの再形成や、途切れた軸索の伸長に関与することが研究されています。細胞の生存や修復に関与するとされる hsa-let-7 ファミリー(let-7a-5p、let-7f-5p など)や、NGF(神経成長因子)・BDNF などの神経栄養因子が、この方向に関わるとされています。

② 神経周囲の血管の炎症を抑え、微小循環を整える方向

神経に栄養を送る微小な血管の炎症を抑え、血流を整えることが重要とされます。血管の形成・維持に関与するとされる hsa-miR-126-3p、hsa-miR-92a-3p などが、この方向に関与すると研究されています。

③ 過敏になった痛みのシグナルを抑える方向(抗炎症)

炎症性サイトカインにより神経のセンサーが過敏になると、慢性的な神経障害性疼痛につながるとされます。抗炎症に関与すると研究されている hsa-miR-16-5p、hsa-miR-146a-5p などが、過剰な炎症シグナルを抑える方向に働くと研究されています。

※上記は成分に関する情報および一般的な作用機序の説明であり、末梢神経障害への効果を保証・示唆するものではありません。

Evidence

成分が「数値で示されている」ということ

当院が採用する骨髄由来幹細胞(BM-MSC)の上清液は、エクソソーム専門の独立解析機関であるテオリアサイエンス株式会社の解析により、含まれる成分が定量されています。

エクソソーム数
2兆6,200億 個/バイアル
解析済み miRNA
1,056
解析済み成長因子
80

出所や中身が不透明な製品と異なり、「どの成分が、どの程度含まれるか」が分子レベルで把握されている点が特徴です。上に挙げた miRNA も、この解析で実際に検出・定量されているものです。これは成分に関する客観的な情報であり効果を示すものではありませんが、中身が科学的に確かめられていることは、治療を検討するうえでの判断材料になります。

Timing

発症からの時期について

末梢神経は、脳や脊髄などの中枢神経に比べて再生する力が比較的高いとされています。当院では「発症(または症状の悪化)から2年以内」を一つの目安と考えています。この時期は神経の変性や周囲組織の線維化が完全には固定化しておらず、神経が自ら伸びようとする力が残されていると考えられているためです。時期が経過している場合でも、症状の程度や全身状態によって検討できることがありますので、まずはご相談ください。

Eligibility

適応の目安と、お受けいただけない場合

目安となる条件

全身状態が安定していること(重篤な感染症や制御困難な合併症がないこと)。原因となる疾患(糖尿病など)の治療が継続されていること。ご本人または代諾者の方が、内容について十分な説明を受けたうえで書面で同意いただけること。なお、本治療は現在受けている治療に代わるものではありません。

お受けいただけない場合があります

重度の臓器不全(心不全・腎不全・肝不全など)がある場合。過去に幹細胞関連の治療で重篤なアレルギー反応・副作用が生じたことがある場合。がん治療中の方は、主治医の判断が必要となる場合があります。

Reference

【参考】国内の状況

日本の糖尿病患者数は約1,000万人とされ、その合併症の一つである糖尿病性神経障害は患者の約3〜4割にみられるとされています。また、がん治療で用いられる一部の抗がん剤(オキサリプラチン、パクリタキセルなど)では、多くの方に手足のしびれや痛みといった末梢神経障害が現れることが知られており、治療の継続に影響しうる課題とされています。

出典:厚生労働省「国民健康・栄養調査」、各種診療ガイドラインほか。

Glossary

用語解説

ミエリン(髄鞘)神経の配線を覆う絶縁体。信号を速く伝えるのに役立つとされます。
軸索(じくさく)神経細胞から伸びる、電気信号を伝える線維のこと。
神経障害性疼痛神経そのものの障害により生じる痛みやしびれ。触れただけで痛むこともあるとされます。

Flow

治療の進め方

01ご自宅での点鼻を基本に、継続しやすい形から始めます。
02状態やご事情に応じて、クリニックでの点滴投与水素療法を組み合わせます。
03まずは無料カウンセリングで、状態やご希望を確認します。

本治療に関する重要事項

Consultation

まずは無料カウンセリングから

現在の治療やリハビリと組み合わせられるか等も、カウンセリングでご相談いただけます。
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